シェムリアップの旅 10(オールドマーケット→トンレサップ湖)

ロリュオス遺跡から戻って中心部のオールドマーケットでお昼を食べる事にしました。どれも美味しそうで迷います。
カンボジアで食べた麺料理は昨日のお昼に食べたインスタント麺だけだったので、麺料理を選択しました。

おばちゃんが豪快に作ってくれます。

美味しそうな麺料理、3000リエル=0.75$。名前は分かりません。

豚肉とお野菜の他に何かのキモか卵のような物、高野豆腐のような物、さつま揚げのような物が入っていてボリュームあります。つゆもシッカリと何かの味が付いていて飲みだしたら止まらないです。
熱々を汗だくで頬張っていたら、扇風機の風がくる席に促してくれました。
この後、おやつに葉っぱで包まれた餅のお菓子を3っつ買ったのですが、それは大失敗でした。ひとつ食べて、残りは姉妹で店番をしていた女の子にあげました。
お腹を満たした後は買い物と30分4$のフットマッサージを受けました。
初日の所の倍の値段でしたが、ここはクーラーが効いていてお茶もサービスしてくれたので満足です。
一旦宿に帰ってシャワーを浴びた後、帰国の準備をした荷物をフロントに預け、最後の観光地トンレサップ湖に向かいます。

Golden Mango Innさんは清潔でとても居心地のよい宿でした。
出発までのひととき、お庭でまったり。

トンレサップ湖への道は湿地が広がっています。

事前に調べた情報では高額な代金やチップを請求されたり、嫌な思いをさせられるとあったので、事前に必要な代金をドライバーさんに確認しました。そしたら受付まで付いてきてくれて、一人の正規料金20$(一人旅だと必ず貸切にさせられる)ですんなり乗れることになりました。このドライバーさんは顔が広く、さりげなく助けてくれます。

器用なサーファー少年。今は乾季なので湖の水深は1mしかないそうです。

水路を進むとトンレサップ湖のフローティングビレッジに到着です。
村の外れには小学校があります。ここが曲者だという情報は仕入れてます。
船頭が「貧しい子供を集めた学校があるから行こう。彼らは学校で寝泊りしている。食べるものも文房具もない、商店があるから買って行こう」と勝手に商店に船を付けます。
ダンボールに入ったカップラーメンを指差し「コレを買って行こう、コレで彼らはご飯が食べられる。きっと感謝してくれる。」それを聞いて正直あきれました。学校は商売のための檻じゃないでしょう?と腹も立ちました。
この感情は事情を知らない日本人の勝手な考えかもしれません。でも「あなたのポケットマネーになるなら商品は買わない(本当に彼らがカップ麺で生きてるならそれこそおかしい、どうせ商品は使い回しで彼らのもとにはいかないだろう)学校へ行く気はなくなった。」そういって頑として主張を曲げなかったら、向こうが根負けしました。
その後、船頭は何事もなかったようにニコニコ顔でサービスしてきます。
展望台に上陸して夕日の時間まで村を眺めていたら、私の後から出発した日本人団体客の船が例の商店に接岸しているのが見えました。団体なのでガイドもいるはずです。きっとこの村出身者がガイドに付くのでしょう。その後も観察していて気がついたのですが、学校へ向かう船が少数であること、そのすべてが商店によるわけではないことが分かりました。国籍か?人数か?で判断してるのでしょう。(船頭には私が日本国籍だど最初にバレました。)

残念ながら、夕日は雲の中へ。

暗くなってしまわないうちに(+ 他の観光客がいるうちに)早々に引き上げます。
船に戻ったら、小さな船が横付けしてきて、幼い女の子が「ドラリエル」と呪文を唱えました。いきなり通貨連呼です。負けじと「No」の呪文を唱え返しながらコチョコチョを繰り返したらニコニコ笑って答えてくれました。船を操っているお母さんも、遊んでくれてありがとう的な笑顔で答えます。
帰路、船頭が「この船は自分の船でもっと大きい船が欲しい」みたいなことを言ってます。チップを要求する前置きでしょう。元々カンボジアにしては高値の20$という設定金額なのにチップ?
でもサービスはよかった、とポケットの1$札を握りながら考えました。ただ学校絡みで嫌な思いをしたし、こんな稼ぎ方は間違っているという思いもあるので悩みます。
岸が近づいてきたら彼は「チップをくれ」と直接要求してきました。これで答えが出ました。
シレッと船を降りスタスタと去りました。
荷物を取りに宿に引き返し、庭にあるレストランで夕食をとりました。
アモック3$、シュリンプ春巻き3$、ビール0.5$でシェムリアップ最後の晩餐です。
ここのアモックはものすごく美味しかったです。知っていればもっと食べたのに。
4日間お世話になったドライバーさんと空港まで最後のドライブです。
帰りたくない気持ちでいっぱいでした。
最終日に衝撃的な思いもしましたがとても良い所でした。食べ物も好みなので是非また訪れたい街です。
飛行機から見た朝焼け。

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